大人の土日遠足

普段は不動産会社に勤務している会社員です。土日だけ、軽やかで、自由。 普通列車や夜行バス。決して贅沢ではない大人の遠足について記します。

うどんより蕎麦派【岡山】

「うどんより蕎麦派なんて人、いるんですかね」
一緒にランチに行った会社の後輩が発した何気ない一言。

 

その時は深く考えず、私が蕎麦派であることを伝えたけど。後輩がうどん好きなのが想像できるエピソードがある。


2020年12月、年末年始の長期休みを使って西日本を訪問していた。


有明から船で徳島へ行き、徳島からは普通列車で徳島〜高松〜広島〜岩国、そこから東へ戻って岡山〜名古屋〜東京と、かなりの長旅。29歳には正直キツイ。自分の体力、過信しすぎ。

 

岡山を訪れた頃には体力限界、食欲減退。そのせいで岡山名物の店を探す元気なんてなくて、駅構内の立ち食い蕎麦屋に寄ることになってしまった。

 

蕎麦屋では、何も考えず、かけそばか月見そばを頼んだと思う。

 

出された蕎麦を見てちょっとビックリ。関西風のうどんの汁に、蕎麦の麺が入ってた。おい、こりゃないだろ。岡山は関西じゃないから、油断してた。

 

食べてみると、美味しくなくはない。ただ、出汁の効いた関西風の汁が蕎麦の風味を消している。絶妙にマッチしない。

 

以前、関西風のうどんは、関東のそれとは比べ物にならないほど美味しいと書いた。しかし、蕎麦は完全に逆だ。関東の真っ黒い汁、大勝利!

 

そして思い返してみると、うどん派と言っていた会社の後輩は、関西人だ。確か兵庫。

 

後輩よ。せっかく関東にいるのだから、立ち食い蕎麦屋でも立派な蕎麦屋でも、美味しくて黒い関東の蕎麦を沢山食ってくれ。なんなら奢る。

 

〜この日のルート〜
岡山駅に宿泊し、午前中はJR山陽本線で倉敷へ。昼には岡山駅に戻り、改札内で立ち食い蕎麦を食べる。その後はJR山陽本線神戸線京都線琵琶湖線、そして東海道線を乗り継ぎ、名古屋駅へ向かった。青春18きっぷ利用。